Vol6 釜で沸かした湯を奉納し、無病息災を祈る行事 沼田神社 湯立て祭
沼田神社は859年創建の『正一位 渟田宮』の名を冠する歴史の古い神社です。石碑には「むか~しむかし、真人(まびと)という人が疫病(えきびょう)の流行を嘆(なげ)いていると、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が現れて「ほこらを建てて自分をまつれば、疫病や災難から人々を守りましょう」と言って立ち去った」と、創建の話として刻まれています。
湯立て祭は、地元で『祇園さん』と呼ばれて親しまれている沼田神社のお祭りで、祭りには風・水・火の意味がある3つの釜が使われます。沼田神社の資料には『水