Vol3 「先祖の神様」を神社までお送りする行事 市岡八幡神社 神殿入(こうどなり)
三原市大和町萩原(だいわちょうはいばら)にある市岡八幡神社(いちおかはちまんじんじゃ)では、毎年11月の御神燈(ごしんとう)と呼ばれる提灯を掲げて、神社本宮まで「先祖の神様」のお送りする行事「神殿入(こうどなり)」が行われます。
ぐっと冷え込む大和の11月の夜、その21時頃になると暗闇の中を「山車(だし)」と呼ばれる提灯を付けた車を先頭に明かりが連なり、御神燈を掲げた氏子(うじこ)と呼ばれる地域の人たちが続く。
太鼓や鉦(かね)の音が鳴り響く中、次第に氏子の掛け声もにぎや