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Vol11 大和町福田自治振興会盆踊り

開催時期:8月13日(土)
特徴:夏祭りのトリを飾る口説(くどき)と呼ばれる唄に合わせて踊る盆踊り

夏祭りの最後を飾る地域の盆踊り

8月13日の夜、普段静かな田畑の中にある福田コミュニティホームは、多くの人で賑わう夏祭りの会場となります。地域の青年部と消防団による金魚すくいや射的、ダルマ落とし、綿菓子などの夜店が並び、地域の人々に加えて、お盆に帰省してきた子や孫たちも参加し、夏祭りを楽しみます。



 この夏祭りでは地区法要と言われる法要が 13日夕方と14日の朝にあり、地域の人たちがコミュニティホームに設置された仏壇に集まります。
2018年の西日本豪雨では、コミュニティホームの近くでも土砂災害があり、夏祭りは中止になってしまいましたが、翌年には復興を祈念して開催されました矢先に、再びコロナの流行で中止を余儀なくされてしまいました。

口説(くどき)に合わせて盆踊りを舞う

さて、この夏祭りのクライマックスは、櫓 (やぐら )を囲んでの盆踊りです。
全国的に知られる「炭坑節」、大和町全体でも踊られてきた「大和ふるさと音頭」のほかに、「三角踊り」、「やんさ」などの「口説(くどき)」と呼ばれる唄もあります。

 口説は、大和町9つの地区それぞれで、歌詞や節が違っていて、一人がひとつの歌を歌います。10年ほど口説を中止していた時期もありましたが、平成18年には、当時の振興会長や区長たちが「またやろう」と声を上げ、復活することになりました。当時は、休止前に歌っていた人たちがまだたくさんいて復活することができましたが、その後は担当する人が高齢で辞めてしまい、歌い手がいなくなってしまった歌もあります。「ヤーハト」という口説がそれで、後継者探し、どう伝統を残していくのかが今後の課題です。



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